引き続いて

引き続いて、現地日程を振り返りたいと思います。


・9月9日
日曜日なので、植林作業は1日お休みです!
朝いつもよりゆっくりと寝て、
午前中は村から近いスックという場所で開かれる日曜市場へ行きました。
日用雑貨や食べ物まで、色々と売っている大きな市場で、
参加者は値切りながら(!)買い物を楽しんでいました☆

村に戻ってから各自家で昼食を食べ、
午後は旗作りとスポーツ大会です。
旗はフェアウェルパーティーの際に
お世話になった家族に渡そうということになったので、
みんな家族の名前や似顔絵を描いたり、
マレー語と日本語でお礼を書いたりと、個性豊かな旗を作っていました。

スポーツ大会は、村の人たちが考えてくださったもので、
家庭対抗の木の実を使ったボーリング、
麻袋に入ってぴょんぴょん跳ねる競争、
国対抗綱引き、バレーボールと、
白熱した戦いが繰り広げられました!
  


           


・9月10日
この日は、午前中はティウロン村の畑で植林の予定だったのですが、
土曜の夜に降った大雨で川の水が氾濫し、
道をふさいでしまっていたために、急遽予定を変更し、村に戻って
村の中での植林になりました。
村の子ども達も手伝ってくれ、大変賑やかな植林になりました。
午後はすぐ隣の村であるビヌオウ村での植林を行いました。
  
植林後のフリータイムでは、次の日のフェアウェルパーティーの出し物を
参加者自身が考え、練習し、村の子ども達と遊んでいました。
その時の顔は、みんなとてもいい笑顔でした!


・9月11日
氾濫していた川の水も無事にひき、
前の日に出来なかった植林を、この日に行いました。
畑は村から少し離れた場所にあり、
泥だらけになって植林場所に向かいました。
畑は整地から始まります。
パランという道具を使って草を刈り、
トンバックという道具で穴を掘るという作業を繰り返しました。
草を刈らなければ行けない範囲が広く、
参加者は最初戸惑っていましたが、
慣れてくるとスピードも上がり、調子よく進めていました☆

植林作業の合間には、村の子ども達が持ってきてくれたおやつで
大休憩を取り、サバティーやお菓子で疲れを癒しました。

最後の1本は、みんなで少しずつ土をかけるという演出もあり、感動的ワンシーンでした。
村に帰って昼食の後は、
現地振り返りを行いました。
最初の20分は、それぞれ一番好きな場所に行ってもらい、
帰ってきてから自分の言いたいときに自分の想いを伝えてもらいました。
ツアーを行くことに決めてから今までのことを振り返って、
みんなどのような想いを抱いたのでしょうか?
素直な気持ちを伝えてくれました。
夜はとうとうフェアウェルパーティーです。
参加大学生代表の個性豊かな挨拶、村の子ども代表の日本語の挨拶から始まり、
村のお母さん達の腕によりをかけた料理をいっぱい食べ、
マレーシアと日本からそれぞれ出し物をしました。
マレーシアからは歌を、日本からは歌を3曲とマイムマイムを披露しました。
お互い知ってる歌は歌いあい、とてもいい雰囲気でパーティーは進みました。

参加者に、もうすぐ誕生日の子もいたので、
村の人たちにも協力してもらっての誕生日会も行いました☆

返還式では、日本の大学生からは日曜に作った旗を、
マレーシアの家族からは家族が選んでくれたお土産をいただき、
家族との別れを惜しみました。
夜も更けてパーティーはお開きとなりましたが、
大学生達は家でどのように最後の夜をすごしたのでしょうか・・・。


・9月12日、13日
とうとう最後の朝になりました。
荷物を運び出したりとばたばたした朝になりましたが、
集合して、大学生代表の挨拶を終えてからは
みんな涙を流して抱き合っていました。
村の人たちはバスまで1列に並んで見送ってくれ、
バスに乗り込んだ後も、子ども達は走り出すバスの後ろを追いかけて来てくれました。
バスの中は、すすり泣きの声でいっぱいでした。
スタッフも涙を浮かべながらその様子を見守っていました。
  
コタ・キナバル空港に着き、現地で私達をお世話してくださった
三好良一さんとお別れした後、
先発隊、後発隊と分かれてクアラ・ルンプール空港に向かい、
そこで合流して、無事に13日の朝、日本に到着しました。


10日間は長いようで短く、あっという間に終わってしまいました。
参加してくれた大学生に、少しでも意味のあるツアーになっていたら、
スタッフ一同、とても嬉しく思います。